2019年12/15(土)OCTOPASSの体験講座を実施いたしました。
CTOやVPoEを目指す約30名の方々が集まり講座を受講頂きました
エンジニアはCTOを目指すべきである:伊澤 伸氏(株式会社イザワークス 代表取締役)
伊澤 伸氏 プロフィール
株式会社イザワークス 代表取締役。
日本オラクル株式会社、ネクストコム株式会社(現三井情報株式会社)に参加後、楽天「ぴたっとアド」、「ぐるなび」、「ぴあ」などの開発を担当。2009年 株式会社ノボットにCTOとして参画し、KDDIの子会社medibaへのバイアウトに貢献。その後、新興国向けゲームプラットフォームを提供するバザールエンターテイメント株式会社のCTOに就任。2018年10月デジタル資産をbitcoinで販売する「coinroad」をローンチ。
伊澤氏には、外資系大手、日本のSIer、メガベンチャー、スタートアップ等での経験から、それぞれの会社におけるエンジニアキャリアのメリット・ディメリットについてお話を頂きました。
- お金/給与
- 使われる/喜ばれるサービス
- 最先端の技術
というキーワードがエンジニアにとっての幸せだとすれば、「スタートアップ企業のCTO」は理想的であり、メリットが多いとのことでした。
CTOの役割とは:塩谷 将史氏(株式会社アペルザ CTO)
塩谷 将史氏 プロフィール
株式会社アペルザ CTO
株式会社アペルザ CTO
2002年に中央大学卒業後、6年のWebエンジニア経験を経て2008年に楽天株式会社に入社。一貫して楽天のEC広告プラットフォームのプロデュースと約50名のチームマネジメントに従事。 2012年にアジアHQ及び海外開発チームの立ち上げのためにシンガポールに赴任。3年間でシンガポールを中心に日本・インドの3拠点間で合計100名近くの開発体制を構築しマネジメント。グローバル広告プラットフォームの企画立案・開発から海外拠点への導入を指揮。 2016年7月に株式会社アペルザを共同創業。CTOとしてプロダクト開発の指揮を取りつつ、オンライン・マーケティング、コマース事業の立ち上げも担当。
アペルザの塩谷氏には、CTOの役割について講義を頂いました。
企業の成長ステージごとに、5社のCTOの現在の仕事内容を比較。
それぞれのステージで何の仕事をしているか(すべきか)についてお話頂きました。
CTOの仕事内容は、他の経営メンバーの構成や、企業のステージによって、変わる(変えるべき)との事。 ただ、どの企業でも共通して言えるのは「CTOは経営メンバーの1人である。」ということ。
CTOに求められること
- 強い目的意識/コミットメント
- 精神・肉体両方の健康
エンジニアでありつつも、経営者という自覚が大切ということですね。
海外のスタートアップ事情:増田真樹氏(株式会社テックウェーブ 編集長)
増田真樹氏 プロフィール
株式会社テックウェーブ 編集長
1990年代初頭から記者としてまた起業家として30年以上にわたりIT業界のハードウェアからソフトウェアの事業創出に関わる。シリコンバレーやEU等でのスタートアップを経験。日本ではネットエイジに所属、大手企業の新規事業創出に協力。ブログやSNS、LINEなどの誕生から普及成長までを最前線で見てきた生き字引として注目される。通信キャリアのニュースポータルの創業デスクとして数億PV事業に。世界最大IT系メディア(スペイン)の元日本編集長を経て現在に至る。
TechWaveの増田氏には、IT/ネット業界の黎明期のお話から、ウラジオストクのIT事情、日本の技術者と海外の技術者の違い、GDPRなどをお話頂きました。
また、ネットエイジでは、いかに意思決定がスピーディに行われていたかというお話もされており驚きました。(会議は1分だったとか・・)
講義の最後には、
「汝それに触れるべからず」と決めつける文化を否定する力を持つこと。
自分の創造力でそいつを否定していくことが要なんだ。
という、スティーブン・レヴィの言葉をご紹介頂きました。
個人特性をどう活かすか & CTO30社の個人特性分析:中川 将志氏(株式会社CUBIC 代表取締役)
中川 将志氏 プロフィール
株式会社CUBIC 代表取締役
大学卒業後、組織コンサルティング会社に入社、その後、適性診断のCUBICを開発・販売する株式会社エージーピーに入社し、主席研究員/取締役として、CUBIC5,000社の導入や、中国や欧米などへのグローバル展開に貢献。その他、資質分析を主軸とした採用、組織コンサルティング、エクゼクティブコーチングなどを多数経験。2017年10月CUBICの総発売元である株式会社CUBICの代表取締役に就任。
今回は、キュービックの導入企業5200社の中から、スタートアップ30社のCTOの個人特性を分析。
企業のステージごとに、どのように各CTOの個人特性が分布しているかをみました。
参加者にも事前に適性診断を受講頂き、自身がどのタイプかを知って頂きました。強みと弱みを知ることで、より良いチームビルディングができるとのことです。
また、ワークショップとしては、「ある個人特性を持った部下が会社を辞めたいと言っている。どのように引き留めますか?」というテーマで、参加者同士でディスカッションをして頂きました。