【レポート】第1期-第4回:プロダクト開発-仮説検証-

10月15日(木)、OCTOPASSのCTO養成講座(全9回)の第4回をオンラインで開催しました。以下、講義の様子をレポートします。

「OCTOPASSの講座で学べること」を、可能な限り具体的にお伝えできればと思いますので、次回(第2期)参加検討中の方は、是非参考までにご覧ください!

概要

テーマ

「プロダクト開発における不確実性の扱い方-仮説検証-」

課題内容

仮想事例を読み、あなたの経験を踏まえて、最初のプロダクト構想として、「仮説キャンバス」を作成すること

講師

市谷 聡啓|「カイゼンジャーニー」「正しいものを正しくつくる」著者

サービスや事業についてのアイデア段階の構想から、コンセプトを練り上げていく仮説検証とアジャイル開発の運営について経験が厚い。プログラマーからキャリアをスタートし、SIerでのプロジェクトマネジメント、大規模インターネットサービスのプロデューサー、アジャイル開発の実践を経て、ギルドワークスを立ち上げる。それぞれの局面から得られた実践知で、ソフトウェアの共創に辿り着くべく越境し続けている。訳書に「リーン開発の現場」、著者に「カイゼン・ジャーニー」「正しいものを正しくつくる」がある。

※プロフィールサイト https://ichitani.com/

当日の流れ

前半:

  • 19:30~19:40(10m)イントロダクション
  • 19:30~19:40(10m)課題説明(仮説キャンバス)
  • 19:40~20:15(30m)グループワーク
  • 20:15~20:45(30m)発表/質疑応答
  • 20:45~21:00(15m)講師によるフィードバック

後半:

  • 21:00~21:10(10m)課題説明(ユーザー行動フロー)
  • 21:10~21:20(10m)実践
  • 21:20~21:40(20m)グループワーク
  • 21:40~22:05(25m)中間発表&講師によるフィードバック

講義詳細

1.イントロダクション

市谷氏は、自己紹介を終えた後、事前に受講生等が課題として取り組んできた「仮説キャンバス」について、その狙いを以下説明しました。

  • 仮説キャンバスで問うべきこと
  • 仮説キャンバスを作成する理由

2.グループワーク

その後、各チームに分かれて、1つの仮説キャンバスを作成する作業に移りました。

3.発表/質疑応答

各チームの代表者が、チームで作成した仮説キャンバスを発表。加えて、仮説キャンバスを作成した際、苦戦したポイントなどを述べました。

4.講師によるフィードバック

講師は、仮説キャンバスを考えるうえで、何から考えていくべきか手順を話し、良い仮説キャンバスを作るポイントを2つ述べました。

その他、受講生から挙がった以下質問に対しても、講師は、自身の経験を踏まえながら回答していました。

  • 「状況」と「課題」の分離の方法
  • 「潜在課題」の判断方法

5.課題説明&実践(ユーザー行動フロー)

講義の後半では、前半で作った仮説キャンバスを「ユーザー行動フロー」に落とし込んでいく作業に入りました。実際に作業する前に、講師から以下説明がなされました。

  • ユーザー行動フローを作成する目的
  • ユーザー行動フローを考える手順

この話を受けて、受講生等はまず個人でユーザー行動フローの作成に取り組みました。

6.グループワーク

その後は、先ほどのチームに分かれてディスカッションを行いました。以下、簡単にディスカッションの様子をお伝えします。

Aチーム

  • あるメンバーが、前半の講師のフィードバックを受けて、このプロダクトで提供したい価値について述べる
  • その意見に、チームは同調。提供したい価値の実現に向けて、各メンバーが自身の開発経験を元に、必要な機能を上げていっていた

Bチーム

  • 各々のメンバーが個人の実践の時間で考えたユーザー行動フローを発表
  • 「ユーザー」を誰にするか、「課題」を何に設定するか議論がされていた

Cチーム

  • 各々のメンバーのシートを共有し、お互いが足りていない内容を補って行く作業
  • 自社の開発やアジャイルの本を例に上げ、具体的な機能をを挙げていっていた

7.中間発表&講師フィードバック

各チームの代表者が、ユーザー行動フローを発表。それに対して、講師は改善ポイントやアドバイスを述べました。

最後に、受講生から以下のような質問が挙がりました。

Q.「ユーザー行動フロー」のユーザー設定を行う際、対象が2種類以上いる場合はどちらに設定して作成すべきでしょうか?

講師はこの問いに対して、ユーザーが複数いる場合で、両者が絡むものは両者をユーザーとして捉えるべきだと話しました。

終わりに

本講座は、全9回(4カ月間)でCTOに必要な視点を養なっていただくプログラムです。

今回は、「プロダクト開発 day1」では、仮説キャンバスやユーザー行動フローについて学びましたが、全講義を通して「エンジニア組織構築」「ファイナンスや意思決定」「設計思想と技術負債」を学ぶことができます。

CTOに必要なスキルを体系的に学びたい方は、是非、以下よりお申込み下さい!

※少人数制の講義のため、受講人数に達した場合は抽選となります。あらかじめご了承ください。

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