約半数がCTOの必要性を感じるも、設置は約1割と進まない実態 設置した企業の9割はCTOに満足、内部昇格による就任が7割で最多

CTO※1/VPoE※2育成サービス「OCTOPASS」を展開するインターノウスは、全国のIT企業経営者111名を対象に、CTO(chief technology officer、以下「CTO」)設置に関する意識調査を実施しました。調査結果を以下ご紹介します!

※1 :CTO(chief technology officer)……最高技術責任者。経営幹部のことを指す。※2 :VPoE(Vice President of Engineer)……技術部門のマネジメント責任者

CTOの必要性を感じていると約半数が回答、プロダクトマネジメントへの期待が最多

IT企業の経営者へ自社でCTOの必要性を感じるか聞くと、約半数(52.9%)が必要性を感じていることが分かった。その理由は、「プロダクトマネジメントができる人材が欲しいため」が最多で約半数(46.9%)だった。

CTOを設置している企業は、約1割程度、CTO設置には約9割が高い満足度

CTO設置の有無について聞くと、「設置している」と16.3%が回答した。

設置企業に対して現在のCTOの満足度を聞くと、「満足している」(47.1%)「やや満足している」(41.2%)と回答し、約9割が高い満足度を感じていることが分かった。

就任者は内部昇格が約8割で最多、CTO未設置の企業においても内部昇格による就任者の検討が最多

CTOを設置していると回答した人に、自社のCTOをどのように確保したか聞くと、「元々社内にいた人材が昇格し、CTOに就任した」と76.5%が回答。次いで「自らがCTOを兼任している」が17.6%、「社外から転職してきた人材がCTOに就任した」はわずか5.9%の回答だった。

一方、CTO未設置で今後設置を検討している人に、CTOをどのように確保する予定か聞くと、「社内にいる人材を育成し、CTOへ就任してもらう」が41.2%で最多。

CTOの年収は1000万円以上が3割、CTO未設置企業の想定年収1000万円以上は1割と設置企業と比べて低い傾向

CTOへの報酬を聞くと、最多は「1000万円以上」(29.4%)だが、各社のCTOの年収には大きく幅があることが分かった。

一方、CTO未設置で今後設置を検討している人に想定年収を聞くと、最多は「わからない」(30.8%)だった。報酬の想定額が1000万円以上と回答したのは15.4%で、設置企業の支払い報酬額は「1,000万円以上」(29.4%)だったのに対して大きく差があることから、実際と想定の報酬額では乖離している実態が明らかになった。

CTO設置を検討する企業は、CTOにエンジニア組織の拡大・強化を期待

また、CTO設置を検討している人にCTOに期待する役割を聞くと、「エンジニア組織を拡大・強化すること」と約半数の46.2%が答えた。

まとめ

 調査の結果、約半数の経営者がCTO設置の必要性を感じるも、設置は1割と進んでいない実態が明らかになりました。一方で、CTO設置の満足度は9割と非常に高く、IT化の加速やDXなどIT課題の解決が求められる昨今において必須のポジションになることも予想されますので、これからのキャリアの選択肢の一つにCTOを加えてみるのも良いのではないでしょうか。

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